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原澤出版の執筆用ブログ

8:今の時代の「領土」とは一体何なのか?について知っておく。

8:今の時代の「領土」とは一体何なのか?について知っておく。

 

 前の項では、過去誰もが出来る訳ではない魅力的なゲーム、領土ゲームが今の時代であればだれでも出来る時代になったと述べた。過去の時代において、誰もが領土ゲームに参加できない理由はいくつか見当たるが、その中でも一番の原因は"物理的な要因"だった。

 とにかく「領土」というぐらいなので、土地が必要なイメージを持てると思うがその通りで、土地を持っていない者が領土に参加できるわけがない。スイカがないのにスイカ割りをしようと言っても出来ないのと同じ理由だ。だけど、今の時代その土地である領土を誰もが手にすることが出来る。これは、某国の夢のシステム(ではなかったようだが)「サブプライムローン」のように、ローンを組めばマイホームが持てます。そして、そのローンは誰でも組むことが出来るのです!的な話とはまったく違う。別にローンを組む必要なく、誰もが領土ゲームのための土地を手に入れる事が出来るようになった事を意味している。極端な話、携帯電話と同じで、子どもでも領土ゲームのための土地をお金を必要とせずに持てるようになったということだ。そのくらい時代が変わってしまったという事だ。まず私たちはこの事実に気付かなければ、それこそ時代遅れの老害にしかならない。

 「本当に子どもでもお金をかけずに土地が買えるのか?手に入るのか?」とあなたは思うかもしれない。実は、子どもであっても大人であっても土地を手に入れたければ、高額なお金が必要だ。この話は矛盾するように思えるかもしれないが、矛盾しない。これはどういうことかというと、領土ゲームパラダイムが大きく変わったことを意味しているのだ。この項の冒頭にも「誰もがこの領土ゲームに参加できない理由は"物理的な要因"にあった。」と述べたが、この"物理的な要因"という問題が大きくパラダイムシフトしたのだ。それこそ「無限に広がる土地」を我々人間は手に入れる事に成功したのだ。そのために、過去において選ばれし少数の人間しか参加できなかった領土ゲームに、今では子供ですら容易に参加できるようになってしまったという大変革が起きてしまったのだ。そんな大変革が起こったことをまだ大衆の多くはほとんど気づいていない。もちろん勘の良い人間、そもそもはなっから"大人"の言う事など聞かず、某"設計者"の言っている事を重視している人間等、そういった言ってみれば「変り者」というか「先駆者」達は、この大変革にいち早く気付き、すでに領土ゲームにおいて多くの富を得たものも少なくない。

 "物理的な要因"によって制限されていた領土ゲームの参加資格の制限がなくなり、誰でも領土ゲームに参加できるようになったパラダイムシフトとは一体何なのか?それは、「"物理"に支配されない広大な土地」を人間が発見したからに他ならない。それは一体どこにあるのか?人の脳内にあるのだ。言ってみればそれは"情報的な土地"とも言える。

 この"情報的な土地"は現在のところ物理的な土地とは違い、手に入れる事が非常に容易で、それこそ文字通り子どもでも入手が可能だ。現在、誰でもこの領土ゲームに参加できるようになったのは物理的な土地を必要とせず、情報的な世界の土地を手に入れさえすれば、領土ゲームに参加することは子どもでもできるのだ。なぜならば、この情報という世界の土地は無限であり、誰でも手に入れる事ができるからだ。

 たとえば世界的企業であるGoogleという会社がある。もはや日本では「Google様」と呼ばれ神さまと変わらない扱いを受けたりもしている。とにかく何か分からないことがあれば「Google様」に聞けば大体の事は知ることが出来る。もはやGoogleという企業は現代における領土ゲームの覇者の1人かもしれない。そんなGoogleは情報という世界の領土ゲームを制して、今のGoogleが存在すると言っても過言ではない。

 Facebookにしても同じような事が言える。彼らも情報という世界の領土ゲームに参加して今のような地位を築いている。今の時代において、物理的な土地が絶対に必要なのかどうかという問題は二の次で、どういう状態でも良いからこの領土ゲームに参加することが重要な人生戦略の1つと言えるのだ。学習塾に通わせるぐらいならば、その時間でブログの1記事でも書かせたり、Youtubeで動画コンテンツを作って世界に向けて公開した方が、よっぽど建設的で生産的な人生戦略と言えるのだ。

 実際に、ずっとお勉強して成績が優秀だったところで、今の時代においては別に何も美味しい事はない。どこぞの官僚になろうが、有名企業の社員になろうが、それはただの「飼い犬」に過ぎないし、それこそそのポジションを手に入れる事によって、領土ゲーマー達の何十倍、何百倍の富を得られるというのであれば、その戦略の有効性も理解できるが、経済的な面でも、時間的な自由の面でも、心身の健康面にいたっても、どれを取っても領土ゲーマーの方が、得るものが大きいのだ。そんなバカげた「飼い犬」ゲームが好きな人間というのは、お金をわざわざ支払って、女王様に首輪でもつけられてお散歩させられているオジサンたちのSMプレイ遊びと似ていて、非常に滑稽だとしか思えない。もちろん彼ら彼女らもやりたくてそれを選択している訳ではないだろう。生まれてから成人するまで、"大人"・"先生"の言う事をよく聞きすぎた結果、社会の従順な傀儡としてその進路を選択してしまった被害者に過ぎない。もちろん、知りながら自ら首に首輪をつけ操り紐を括りつけたSMマニアもいるのかもしれないが。

 今の時代において、はじめからこの領土ゲームの教育を子ども達にしていたら、この世の中はどのくらい進化していくのだろうか。それこそ、性教育同様「子どもに教えるのはまだ早い」というような事を自称・良識のある大人たちは声を大にして反対するかもしれない。私個人は、この領土ゲーム教育を早いうちから導入すれば良いと思っている。もちろん、そんなことを私一人が騒いだところで変わるものではない事も分かる。それなので、今の義務教育・学校教育に疑問を持っている者が、領土ゲームを学んでその者たちが、時代を動かしていけばよいと考えている。

 そもそも「義務教育」という言葉を多くの人間達は履き違えて理解している。「義務教育」とは子ども達を学校に通わせるという事が、事の本質では全くない。どの親のもとに生まれてもせめて読み書きそろばんぐらいは誰でも出来るようにと、国が子ども達に平等に与える権利の一つであって、「学校に通わせるか学校に通わせるか」などという安っぽい権利ではない。それではただの保育園補助制度とみたいなものではないか。

 実際、学校に通わせなかったとしても「義務教育以上に質の良い教育」を施せるのであれば、学校になど通わせる必要はないのだ。ここを間違えている人間が多すぎる。むしろその義務教育様とやらは、愛するわが子の才能を根こそぎ奪ってくれたりもする危険な存在なのだ。そして今の時代の学校教師など、役所でハンコを押すだけの事務作業をしている公務員となんら変わり映えがしない。そこに熱い教育論みたいなものもないし、むしろ熱い教育論で子供や若者たちと接したい人間は、公務員としての教師としての道を選択しない。もはや、社会のシステムは今の時代においては矛盾だらけで本質的な機能などほとんどしてはいないのだ。

 だけど、生まれてから成人するまでその社会という"大人"・"先生"たちの言う事をよく聞いてきたよい子ちゃん達にこんなことを言ってもそれこそ頭には入らない事だろう。それが三十年四十年と人生を長く生きれば生きるほど、この世界を客観的に見たり、斜めに見る事などできなくなってしまうのが当然だ。それが社会という"大人"・"先生"による反復による繰り返しの洗脳手法なのだから。

 正直なところ社会による「飼い犬・飼い主ゲーム推進」は、あと10年位は続く事だろう。だけど、確実にパワーバランスは傾いてきている。子ども達の将来の夢の上位に「Youtuber」なる職業がランクインしている事実からしてもそれは見て取れるし、そもそも昔と違って、中には「夢を持つことが夢です。」という事を言う皮肉な社会があるのだ。それは戦後から復興するために活躍した社会システムは、もはや無用の長物になっている事を意味しているのではないだろうか。

 そして「Youtuber」が子ども達の夢になるという事は、やはり子どもの内に、領土ゲームを教え、実践することをおススメしたい。何故ならば、「Youtuber」という職業は、情報という世界の領土ゲームで活躍している者たちに他ならないからだ。もちろん領土ゲームは「Youtuber」になることだけのゲームではない。もっといろいろなことが出来て、いろいろな可能性を秘めていて、これまででは不可能とされていたことを実現させてしまうそれこそ夢のゲームシステムなのだ。

 では、「領土」については、誰でも手に入れられることを説明したが、領土を手に入れたらどうすれば、領土ゲームに参加できるのかを次の項で説明する事にしよう。