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原澤出版の執筆用ブログ

"自分"を最大限生かすための人生戦略~さいごに~

"自分"を最大限生かすための人生戦略~さいごに~

 

 はじめて本を書いた。書いてみて分かった事。それは、「それほど大変ではないんだな。」って事だった。しかも今の時代、本は誰でも出版できる。とんでもない時代になったもんだ。

 私はこの十年間以上ブログを書き、メルマガを書き、何らかのイベントを開催するたびに三万文字レベルの資料を何度とともなく書いてきた。その中には「明日死ぬとしたら何を書く?」という問いを立てて、号泣しながら書いたなんて言う曰くつきの資料もある。その数年後、再度同じ問いを立てて、書ききった後、数日体調が悪化し数日寝込んだなんて事もあった。だけど、それらと今回書いた本は何かが違う。

 正直なところ、この本がどのくらいの人達に読まれ、どういう評価を得るかは分からない。おそらく、悪評がつくどころか誰にも相手にされないようなそんなさみしい感じの本になるかもしれない。その可能性が高いかもしれないが、むしろそれでも良いと思っている。

 その代わりと言っては何だけど、それこそ私が死んで、まだこの本を誰かが手に取ることができる状態であったとしたら、この本の内容は良い意味で評価されている自信がある。「子ども時代の自分に向けて書いた」つもりで書いたけど、結局は今の自分に向けて書いてしまった感がある。それこそ子ども時代の私がこの本を読んだところで何を言ってるのかさっぱり分からないかもしれないし、「自分は大人になると頭がおかしくなっちゃうんだな。。。」と落胆する姿を披露してくれるかもしれない。そんなもん披露するぐらいなら、書ききった未来の自分を慰労してくれよと思うが、まあ仕方がない。なんかとんでもない方向に進んでしまったので。。。

 本来はもうちょっと一般ウケしそうで、テクニカルな内容を書いて、「これは素晴らしい!」と絶賛されるような内容を書くつもりだったのだ。だけど、書いている内にそれこそ私はその想いというか下心と"バトる"局面に出くわすことになる。

 どんなにあざといペテン師も、自分に嘘はつけない。とはよく言ったもので、これだけブッ込んで書き続けたそれらのメッセージを自分が回避することは出来ず、そのメッセージに従って自分に嘘をつかずに素直に書いた結果がこの結果になった。

 「お前何言ってんのか分かんねーよ。。。」っていう内容になってしまったかもしれない。だけど、しょうがない。これが書きたくなっちゃったんだから。そしてこれを機に私の執筆活動は加速していく事だろう。今回は、

 

もしも、人生で一冊しか本が書けなかったら、どういうタイトル、どういう内容の本を書きますか?

 

 という問いに対してのアンサーとして、この本を執筆してみたが、次からはもっと気楽に行くつもりだ。正直なところ何冊本が書けるのかチャレンジしてみたくなった。それこそ、この執筆活動自体が私が今現在考えるひとつの領土ゲームの参加方法でもあるのだ。私の書いた本に賛同してくれる人たちが集まってくれれば、そこに新しい領土が出来上がる。もしそうでないときは、再び自分の元々あったはずの領土の回復のために"将軍"や"軍師"たちと頑張っていけばそれで良いのだ。

 正直なところ、この本がどんな人たちに読まれ、どんな展開を生むのか予想が出来ないし、結果どうなるのかを観るのが楽しみでしかない。おそらくこの世界の"設計者"も、こういう気持ちでこの世界や人間を設計して創って、どういう展開になるのかをただただ観て楽しんでいるだけなのかもしれない。少なくとも私の執筆家としての船出であり、新大陸発見の航海であり、領土ゲームについては、時間が経てばどういうことになっているかが分かる。もちろんこの本に書いた"自分"を生かすための人生戦略を用いて、領土ゲームを攻略する自信はある。それでダメならば何度でもバージョンアップを繰り返し、挑み続けるだけだ。

 「"バトる"哲学」はこれからも進化し続ける。それこそこの世界のベクトルが「進化」の方向に向き続けている限り。四十にして惑わずなんていう人生はつまらないので、四十になったら始終"バトる"ぐらいの悪ノリブッ込みLifeに思いっきり興じてみたい。小さくまとまるぐらいなら、打ち上げ花火のように一発ブチかまして大きく散りたい。宇宙から見たら、我々の一生などせいぜい打ち上げ花火一発分ぐらいの程度なのだろうから。

 

原澤祐介